2018年12月25日17時15分カグベニのホテルパラダイスにて記す。:カグベニ(標高2807m)はマルファより標高が200mほど高いのに暖かい。シュラフの上にふとんをかぶせて寝ているのだが、寝汗をかいた。本日ムクティナート(標高3798m)へ行ってきた。未舗装の車道を予想していたが、なんとカグベニからムクティナートまで舗装されていた。バスで移動したポカラからナヤプルまで途中からダートだったのに、どうしてチベットの奥地が舗装されているのか。舗装しないと道が凍り付いて通れなくなるからだろうか。8時に出発してキンガを経てジャルコット(標高3612m)まで約2時間半。人は皆無で車もあまり通らない。ジャルコットの遠景は西側から見ても東側から見てもとても美しい。ジャルコットで茶を飲もうとしたが茶店が開いていない。ホテルは6軒ほどと少ない。更に1時間ほど行くとムクティナートに着いた。ここはホテルと土産物屋がひしめいている。土産物屋にはマフラー、帽子、アンモナイト、装飾品が並んでいる。手動の編み機で編んでいる女性もいた。写真を撮ろうとしたが、買いなさいと言われた。ムクティナートはチベット仏教とヒンズー教の聖地。インドから巡礼者が多数訪れる。お寺に参って、健康を祈った。僕は仏教徒なので、ご利益はあるのか、それともないのか、わからない。
ガイドブックを見てわかっていたのだが、来てみて改めて、ムクティナートまでは車道が開通していて、トレッキングコースでないことを実感した。36年の歳月は大きな変化をもたらした。ポカラ-ジョムソン間は2008年に開通した。電気も同時期であろう。写真を撮ると、普通に電柱と電線が入ってくる。まだ普及率は半分以下と思われるが、スマホが目に付く。あと36年後にはもう来れないが、どのように変わっているのだろうか。
ネパールトレッキング1-7(1985年)へ移る ネパールトレッキング1-7と1-8には当記事に掲載している一部の写真(トロンパス方面、ジャルコットの遠景)と同様の位置から撮った36年前の写真が載っています。
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