1983年4月2日14時30分ジョムソン スノウランドホテル(Jomosom Snow Land Hotel)にて記す。:(トゥクチェのロッジにて)夜中に毛布が落ちて目が覚めたけど、隣の部屋からもう1枚借りて2枚重ね、さらにウインドブレーカーを着て寝ると暖かかった。しかし、喉が痛い。下痢は消化のいいものを食べているため、治りつつある。7時過ぎに出発。トゥクチェは外から見るとゴーストタウンみたい。内には宿があるが、人は少ないみたい。少しチベットの感じがする。土の河原を1時間歩いてマルファへ。ここはもうチベットの感じが漂っている。道の真ん中に、道と平行に石の壁があって白く塗ってある。黒っぽい平らな石が置いてあって、文字の彫刻がしてある。トレッキングで奥に入れば入るほど、だんだん雰囲気が変わってくる。タトパニで帰る人は不運である。村と村の間の地形は荒涼としていて、雪山がひと際きれいに見える。
昨日左足裏にできたまめが痛い。マルファからジョムソンまで2時間くらいかかった。もう歩きたくなかった。今日は土曜日なので、飛行場のオフィスは休みみたい。前のスノウランドホテルで一休みしていると、おばさんが出てきて、2時からOMホテルで予約できるらしい。11時だが、ひとまず昼食をとる。ここで日本人のカップルに会った。9月に日本を出て、ヨーロッパ、パキスタン、インド、ネパールと長期滞在。ポカラだけに3週間。トレッキングに4週間。うらやましい。ムクティナートへ行くことを勧められた。行くことにし、飛行機の予約は水曜日に取った。これで明日ムクティナートに着けば楽になる。ここのホテルは気前が良く、まきを昼から焚いてくれる。いいホテルに泊まれた。ジョムソンは飛行場があるので大きな町かと思ったが、そうではない。空港前にホテルが5-6件。橋の向こうに郵便局と銀行、それにホテルが1件だけ。
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