積雪期の武尊山

百名山登山記

昨日(2023年3月16日)、武尊山(2158m)を登ってきました。武尊山は3回目で、2007年10月に武尊牧場スキー場から、2019年9月に武尊神社から登っています。私はこれまでに積雪期にはあまり登山をしませんでした。寒いのが苦手なのと滑落が怖いからです。しかしながら、積雪期の山々が美しいことには疑いの余地がありません。以前に<積雪について>で、「積雪期の武尊山はスキー場のリフトが使えますので、信じられないことですが、無積雪期と同じくらい登山者が多いようです。登った人の話ですが、滑落するような危険個所はなかったとのことです。」と記しました。ヤマレコで調べてみると、武尊山の月ごとの山行回数は3月が最も多く、2月、10月と続いています(日本百名山の中で、月ごとの登山者が最も多いのが残雪期なのは武尊山だけだと思われます)。3月に入って暖かくなってきたので、思い切って川場スキー場からの往復コースをチャレンジしてみました。その結果ですが、天候に恵まれて(風は比較的おただやかで、暖かく、展望が利いて、富士山が見えました)すばらしい山の景色を堪能することができました。平日に関わらず、登山者は概算で40名ほどおられました。一方、剣ガ峰付近(山頂は雪道の幅が1mmくらい)などで少なからず滑落の恐怖を感じました。アイゼンは必須で、ストック又はピッケルは持って行った方がよいと思います。もしも道が凍結していれば(特に剣ガ峰の北側)、アイゼンがひっかからずに滑落するリスクがあります。正直言いまして、このコースを同じ時期にもう一度行きたいかと問われれば、微妙な心境です。なお、剣ガ峰の直下の急斜面のところに迂回路ができていることを帰りに発見しましたが、少し離れたところから見たところ、滑落すると止まりそうになかったので、使いませんでした。

リフト終点付近から赤城山と富士山(右端)を望む
リフト終点付近から赤城山と富士山(右端)を望む
剣ガ峰山頂から武尊山を望む 剣ガ峰山頂は雪に覆われていました。幅が約1mの雪道が付いていました。
剣ガ峰山頂から武尊山を望む
武尊山山頂 右奥は燧ヶ岳
武尊山山頂 右奥は燧ヶ岳
山頂からの太陽 珍しくハロが見えました。
山頂からの太陽 珍しくハロが見えました。

関連記事:<予想しなかった山頂からの景色> <日本百名山登山中の予期せぬ出来事>

山頂からの剣ガ峰 尾根道を通ってきました。
山頂からの剣ガ峰
山頂から北側の山々を望む 右から燧ヶ岳、至仏山(真ん中の近い山)、平ガ岳(至仏山の左のなだらかな山)、中ノ岳(左端)と思われる
山頂から北側の山々を望む
山頂から西側の山々を望む 左の黒っぽい山肌(一ノ倉沢)を持つのは谷川岳 その隣に、朝日岳、巻機山が連なる。
山頂から西北側の山々を望む
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