頂上付近が立ち入り禁止(?)になる利尻岳

百名山登山記

 山は変化するものです。現在、崩落のため利尻岳南峰や大山剣ガ峰が、火山活動のため浅間山や焼岳南峰が立ち入り禁止になっています。崩落や火山活動は正確には予想できません。いきなり富士山が噴火して登山禁止になる可能性も十分あります。

 利尻岳の山頂部(現在、北峰は登頂可能)の崩壊が進んでいて、早々に立ち入り禁止になるかもしれないという投稿を2019年にネット上で複数見つけました。このころ私は100名山達成まであと10座ほどに迫っていて、ラストは利尻岳にしようと決めていたのですが、この投稿を見て、急いで翌2020年に利尻岳を訪れました。

 北麓野営場からピストンで登りました。登ってみて感じたのは、やはり、山頂部の崩壊が広範囲で進んでいることです(上の写真の頂上手前右側など)。私は山の崩壊に関しては専門家ではなく、正確なことはわかりませんので、百名山を目指す人に利尻岳を急いだ方がいいですよとは言うことはできません。ただ、素人目には、いつ大規模な崩落が起こっても不思議ではないように感じました。利尻岳は麓から見ても、中腹から見ても、山頂から周りを見ても景観がすばらしいです。山容が変わらないこと、また、このままずっと山頂部まで行けることを祈っております。この山頂からやや下ったところには固有属のリシリヒナゲシが生育しています<日本百名山の固有種の高山植物><日本百名山思い出の水><積雪と日本百名山>

中腹から頂上を見る。
頂上近くの斜面。崩れているように見えます。
登山道の補修
登山者が通ったためにえぐれた箇所。補修中。
山頂
山頂(北峰)から南峰(現在は崩落が進んでいるので立ち入り禁止)とローソク岩を望む。
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