シャクナゲと日本百名山

百名山比較分析

 シャクナゲは華やかな花で、森林限界に近いところでも生育しています。高所でシャクナゲの花を見つけると、登りで疲れた心が和みます。シャクナゲは多くの百名山で咲いていますが、有名なもの(群生しているもの)について記します。シャクナゲの開花時期はそれほど長くはないと思いますので、土日に限るのでしたらワンチャンスかツーチャンスでしょう(オオヤマレンゲ、ヤマシャクヤク<山に咲く清楚な花>、ミヤマキリシマ<九重山、阿蘇山、祖母山とミヤマキリシマ>も同様)。その年の天候によってピーク時期は前後します。天候が悪ければその年はあきらめるしかありません。

 甲武信ケ岳の北方にある十文字峠から武信白岩山にかけてアズマシャクナゲが群生しています。6月中旬がピークです。私は2008年6月7日に訪れましたが、ピークを外したようで、それほどは咲いていませんでした。武信白岩山より高い所にはハクサンシャクナゲが多く見られるとのことです。

十文字峠のアズマシャクナゲ

 大台ケ原は遠くから富士山が見える場所として有名です。しかし見える条件が整う確率は低く、狙って行っても見えない方が多いと思います。一方、大台ケ原のシャクナゲはツクシシャクナゲで、5月下旬から6月上旬にピークを迎えます。私は2017年5月28日にシャクナゲのピークを狙って訪れましたが、大当たりでした。日出ガ岳から大杉谷への登山道(シャクナゲ尾根)の広範囲に渡って群生しています。時間に余裕のある人は大杉谷まで歩いてみましょう。ピークに遭遇できればきっと満足すると思います。

大台ケ原のツクシシャクナゲ

 天城山のアマギシャクナゲや宮之浦岳のヤクシマシャクナゲも有名です。私はこれらについてシャクナゲの季節に行くことはできていません。

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