日本百名山最南端の宮之浦岳

百名山登山記

 日本百名山の最南端に位置する宮之浦岳を擁する屋久島には2011年10月14~17日に訪れました。宮之浦岳に登るコースはいくつもありますが、私が辿ったコースを記します。足掛け4日間かかっています。交通の便が悪いので、どうしてもこれだけの日数がかかってしまいます。日数がもっととれれば、バスは利用せずに、麓から山頂まで徒歩にしたかったです。余裕がある方は、開聞岳と組み合わせて訪れるのもよいかと思います。

 一日目(金):午後の飛行機で神戸から鹿児島まで移動。二日目(土):鹿児島→(フェリー)→宮之浦→(路線バス)→紀元杉→淀川小屋 起元杉から淀川小屋までの間に強烈な雨に降られました。淀川小屋は混んでいませんでした。リュックから食糧を出したまま寝たら、夜中に鼠にかじられました。三日目(日):淀川小屋→宮之浦岳→永田岳→旧高塚小屋 所用時間は休憩も含めて11時間20分でした。時間のある方は永田岳まで行くことをお奨めします。宮浦岳と永田岳は柔らかく見える緑色の山肌に岩がところどころに露出している独特の景観をしています。屋久島は366日雨が降るという人もいますが、この日の天気はとても良かったです。日曜日にもかかわらず登山者は非常に少なかったです。本土よりも小さめの鹿と猿に会いました。旧高塚小屋はすぐ下にある縄文杉までのツアーの方々が利用していましたが、運が良く一人分のスペースが空いていました。確実に泊まるには新高塚小屋の方がよいと思います。四日目(月):旧高塚小屋→白谷雲水峡→(バス)→宮之浦→(フェリー)→鹿児島 飛行機で神戸まで移動。平日でしたが、縄文杉を見に行く人が大勢おられ、すれ違いました。

 私としては縄文杉を見たことよりも宮之浦岳と永田岳に登った方がずっと価値がありました。しかし、圧倒的に多数の人は縄文杉を見て帰ってしまいます。彼らに、上部にはとても景色の良い山々があることを教えてあげたい気分になりました。

宮之浦岳山頂
永田岳山頂付近から宮之浦岳を望む
宮之浦岳山頂から見る永田岳
屋久杉
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