4回目のチャレンジで池塘を見た苗場山

百名山登山記

 私はその山の特徴となっている景色が見えるまで何回でも百名山を登ることにしています。苗場山は山頂の池塘が代名詞のようになっていますが、4回目の挑戦でやっと見ることができました。4回とも和田小屋から入りました。この登山道は水にぬれた岩が多く、滑りやすく、とても歩きづらいです<日本百名山の悪路と急登>。歩きづらさは百名山の一般的なルートの中で屈指だと思います。また、登山者からの話によりますと苗場山は雨が多く、頂上が晴れている日は少ないということです。1回目は2009年6月6日で、梅雨に入りかけていたころです。天気が悪く、山頂まで辿り着きましたが、景色は何も見えませんでした。残雪が多かったので、晴れていても池塘は見えなかったかもしれません。2回目は2021年9月20日で、天気はとても良かったのですが、出発時間が遅く、疲れていたのとヘッドランプを持参していかなかったので、頂上直前の急騰のところで撤退しました。3回目は2021年10月24日に、予期していない積雪(30cmくらい)のため、下の芝手前で撤退しました<積雪について>。4回目は2022年8月29日で、頂上に着いたときはガスっていましたが、しばらくすると晴れてきました。4回目にしてやっと女神が微笑み、池塘を見ることができ、感慨深かったです。このルートは道が悪く、意外と時間がかかりますので、早目に出発するのが良さそうです。頂上の山小屋を利用するという手もあります。日帰りでは9時を過ぎて出発する人はあまりおられないようです。なお、車で道の駅みつまた付近まで行き、天候、残雪などで引き返したケースが3回ほどあり、これらを含めると7回目のチェレンジで池塘を見たことになります。

上りだけですが、和田小屋から下の芝手前まで、登山者用リフトがあります。2022年だと7月16日~10月23日の土日休に動いていました。料金は2,000円で、上り1時間分くらいスキップできます。これが高いか安いかは個人の価値観によります。登山道の状態はこの間が特に悪いです。転んで怪我人が出て救助されたという話も聞きます。私は一度も使いませんでしたが、次回は使うかもしれません。

関連記事<日本百名山の思い出の水>

雷清水付近から見る苗場山。最後の上りですが標高差約250mの急騰。疲れているとここで絶望感を感じます。山頂に広い湿原が広がっていることは予想しづらいです。
苗場山山頂の湿原。池塘が点々としています。
苗場山山頂の池塘
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