ネパールトレッキング4-11

アンナプルナサーキット

2023年5月18日11時15分シーユー(See You)ロッジにて記す。: 8時10分頃ラージュンのロッジを出た。河原の方に行ってみると、村越しにヒマラヤの山々が鮮やかに見えた。左にダウラギリ、右にトゥクチェピーク。山を見ながら少し河原を歩いたが、河原の道は今は使われていないようで、この先なくなるかもしれないので、川の西側についている車道に移った。10時くらいになると雲が出てきて、山の先端が隠れるので、それまでが全容を見るチャンスである。前回は12月だったので、昼頃でも山が良く見えたが、5月の特徴かもしれない。舗装がずっと続いている。昨日も見たが、午前中の早い時間に、ジョムソンとポカラを往復する飛行機が数機ずつ飛ぶ。トレッカーがたくさん乗っていると思われるが、疾風(はやて)のように去っていく。せっかくヒマラヤまで来ているのに、この辺りをトレッキングしないのはもったいないと思う。カロパニに近づいてくるとトゥクチェピークの西側のすぐ近くに別のピークが見えだした。おそらく、最初から見えていた方が高いのであろう。10時40分にカロパニに到着。前回泊まったシーユーロッジに泊まることにした。顔見知りのオーナーの息子はまたタトパニに行っていて(今回は、温泉が目的ではなく、親戚の結婚式の後、新居におじゃましているとのこと)不在であった。

ラージュンの村とダウラギリ(左)、トゥクチェピーク(右)
ダウラギリ
ダウラギリ上空を飛ぶ飛行機 ポカラへ向かうと思われる。午前中に数機ずつ往復している。
トゥクチェピーク
ダウラギリを背景に
カロパニ近くからツクチェピークの西側にもう一つのピークが見えた。おそらく最初から見えていた方が高いのであろう。
カロパニのシーユーロッジ。とてもきれいであるが、従業員がずっと掃除していた。

16時30分同所にて記す。: 昼食はミックスフライドライスを頼んだ。これまで食べたチャーハンの中で屈指のおいしさ。長粒米を使っている(もっともここには長流米しかない)のが一因だが、キノコとカリフラワーが入っていて、味付けが良い。このロッジが近く(群馬県内)に有れば、このチャーハンを食べるために間違いなく再来するのであるが、ここはヒマラヤの奥地で、辿り着くのは大変(明日バスでポカラまで移動することになるが、一苦労した)。チャーハンを食べるためだけには訪れたくはない。このロッジはタカリー族が経営していて、この種族は料理が上手との定評がある。ネパールのいたるところにタカリ-キッチンを店名の一部にしている店がある。

絶品のミックスフライドライス。ここまで辿り着くのは大変なので、これを食べるためだけには訪れたくはない。

これ以上先は、プーンヒルまで行かないと素晴らしいヒマラヤの景色にお目にかかれないと思うので、トレッキングはここで終了とする。トロンパスを越えてきた人たちは、ムクティナート、カグベニ、ジョムソン、マルファのいずれかでトレッキングを修了し、カロパニまで来る人はほとんどいない。私はもう二度とアンナプルナ周辺には来ないと思うので、第1回と第2回トレッキングで見たヒマラヤとチベットの景色を再度見たく、また、会った人たちに再会したくてカロパニまで来た。すべての目的が達成できたわけではないが(特に人との再会は果たせていない)、できることは行った。全ルートを通じて最大の目的であるトロンパスを一人で無事に越えることができたし、アンナプルナ山群やニリギリ、ダウラギリを見ながらのトレッキングがができたので、大満足である。明日はロッジの近くの雑貨屋の前に8時にポカラ行のバスが来るとのことで、それに乗ることにする。

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