ネパールトレッキング4-6

アンナプルナサーキット

2023年5月13日16:00トロンハイキャンプのロッジ(標高4800m)にて記す。: 飽和酸素濃度は79。ヒマラヤ街道の4800mに生活する人の平均と同じ値(ヒマラヤトレッキング4-3)なので、体は高山に順応しているみたい。ヤクカルカ(標高4030m)からここまでよく来られたものだ。9時ごろ出て、15時30分に着いた。途中、チャイ休憩1回、昼食休憩(トロンベースキャンプ(トロンフェンディ))。歩行時間は5時間半くらいで、相変わらずのゆっくりペース。トロンベースキャンプまでは傾斜は緩やかだが、4000mを越えているからであろう、今日からは息が切れるように感じだした。ベースキャンプからハイキャンプまでは急坂で、リュック(日本を出るときに測定したが、約11Kgであった)が重く感じられ、呼吸が激しくなり、肺に負担がかかってることがわかる。小休止をはさんで1時間半ほどで着いた。標高が高い所に宿泊すると疲れが取れにくいかもしれないが、明日の負担軽減のために、今日のうちにハイキャンプまで来ておく方がよいと判断した。これまでで最も標高が高かった場所はアンナプルナベースキャンプの裏山の4400mくらいの所なので、明らかに更新している。少し咳が出るが、頭痛、めまい、吐き気などの高山病の症状はほとんどないので、明日はトロンパス越え(あと標高600m)に挑戦できるだろう。ただし、この辺りでも雪が残っているので、凍結が心配である。1件しかないロッジの食堂にいるが、暖炉が稼働していないので寒い(この後の夕食の時間前には暖炉が稼働した)。宿泊者はガイドやポーターを入れても100人もいないと思われる。ガイドやポーターは半分以上のパーティーが雇っているようだ。シーズンオフなのか、コロナの影響なのか、一人部屋が取れたのは有り難い。ここには無料のWi-Fiがあるが、つながらないようである(夜中もつながらなかった)。上り坂以外では、空気が薄いという実感がない。

チュリ・レダーのロッジとガンガプルナ(中央)、アンナプルナⅢ峰(左)
トロンパス方面を往復するヘリコプター
谷合のトレッキング道。
トロンベースキャンプからの急坂
トロンベースキャンプでの昼食。シナモンロール(550ルピー)と野菜スープ(500ルピー)。シナモンロールは本格的であった。
トロンハイキャンプ

チャーメからトロンハイキャンプまで、4日間トレッキングを行ったが、ほぼ一日中、次から次へとどこかの雪山が見えてくる。特にアンナプルナやガンガプルナのような高い山はトレッキングコースの広範囲から見ることができる。今日は谷が深くなってきているが、雪山はしっかりと見えた。トロンベースキャンプまでは緩やかな登り。昨日と本日は雲がほとんどない快晴で、空気が澄んでいて、山が良く見える。日中は暖かく、風は弱い。どこのロッジもすべて一人部屋が取れた。日ごろの行いが良いのかもしれない。1Lのペットボトルの水は、マナンでは50ルピーであったが、その先は車輸送ができないので、ヤクカルカ250ルピー、トロンベースキャンプ300ルピーと高くなった。昨日も本日も道中で、トロンパス方面をヘリコプターが往復するのを見た。重篤な高山病患者を運んでいるようだ。なぜか他人事だと感じられ、自分がヘリコプターに乗ることになるような気は全くしなかった。

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