42年越しの枝折峠からの越後駒ガ岳

百名山登山記

 越後駒ガ岳ですが、1回目は2010年の6月に越後三山森林公園から登って<日本百名山の悪路と急登>、中ノ岳を経て野中までの縦走でした<日本百名山を絡めた縦走のお奨め>。2022年8月8日に2回目の越後駒ガ岳を登りました。最も頻繁に使われている枝折峠からのピストンのコースです。この枝折峠は1980年8月に、当時大学生であった私が東北への自転車旅行からの帰りに自転車で通りました。ここで登山者に写真を撮ってもらっています。その時には登山は別の世界でしたが、「この先はどうなっているだろか。いつか機会があれば、ここから越後駒ケ岳に登ってみたい。」と思っていました<青年期の日本百名山登山>

 2022年8月8日はとても暑く、小出の最高気温は35℃でした。スタート時は元気だったのですが、2/3くらい登ったところで疲れが酷くなり、軽い吐き気がしました。熱中症になったのだと思います。これまでに下界を含めて熱中症になった記憶はありません。力が入らず、登れなくなり、何回も休みながら、なんとか駒の小屋に辿り着き、冷たい水を飲んで<日本百名山思い出の水>、1時間ほど休んでいると楽になってきました(そこでお会いした登山者と話をしていました)。食糧はなんとかあったので、駒の小屋に泊まろうかと思いましたが、管理人さんはたまたま急用で下山されていて、コロナのために毛布使用禁止になっていました。寝袋を持参していなかったので、下ることにしました。下りもゆっくりでしたが、なんとか明るいうちに戻れました。休憩も含めて往復で11時間40分かかってしまいました。標準時間は同9時間くらいです。軽い熱中症になりましたが、それでも40年以上も気になっていた登山道を通って山頂まで往復できたので、感慨深い一日でした。登山後に枝折峠で写真を撮りました。

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1980年8月当時の枝折峠。登山者に写真を撮ってもらいました。
登山道から見る越後駒ケ岳(右)と中ノ岳(左)
越後駒ケ岳山頂直下の雪渓とお花畑。雪渓が残り少なくなっているが、なくなればすぐ下にある山小屋の水が出なくなるのでしょうか。
駒ケ岳山頂。ガスっいて、視界は良くなかったです。写っているのは1枚目と同じ人です。
2022年8月現在の枝折峠。42年経って、ずいぶん変わっています。
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