噴火している日本百名山

百名山比較分析

 日本は火山大国ですので、ルートを含めると噴火している日本百名山は多くあります。時期によって火山活動の度合いが違ってきます。深田久弥が訪れることはできたが、噴火のため今は行けなくなっている百名山の山頂は、焼岳と浅間山ではないでしょうか。焼岳(上の写真)は最高峰が南峰(2455m)ですが、現在は立ち入り禁止で、近くの北峰(2444m)までは行くことができます。浅間山も最高峰(2568m)は立ち入り禁止で、2010年5月時点では近くの前掛山(2524m)まで行くことができました。逆に深田久弥は、火山活動のため雌阿寒岳(真ん中の写真)に登ることはできずに、代わりに雄阿寒岳に登っています。百名山には雌阿寒岳の方が入っているようで(雌阿寒岳、阿寒富士、雄阿寒岳の3つ含めて阿寒岳という説もあります<阿寒岳は雌雄の阿寒岳と阿寒富士の3山セット>)。雌阿寒岳の山頂から阿寒富士までのルート近くで噴気ガスが出ていました(写真)。

 これらの他、ルートを含めると、旭岳、十勝岳、八甲田山、吾妻山、那須岳、草津白根山、御岳山、阿蘇山(下の写真)、霧島山など噴火している箇所があります。2014年9月24日の御岳山の噴火で、死者57名、行方不明者6名もの犠牲者を出す痛ましい事故が発生しています<日本百名山登山中の予期せぬ出来事>。最新の情報を確認してから登山することが大切です。

焼岳火口と南峰?
阿寒富士から雌阿寒岳を望む。風向きの関係で、この時噴煙は登山道を塞いでいます。噴煙の有毒成分は少ないようで、この登山道を通りましたが大丈夫でした。
阿蘇山
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