日本百名山登山と天気

百名山比較分析

 私は山頂からの眺めを登山の2番目の優先にします(最優先は安全)。天気が悪そうな日は登山をしません。降水確率が40%以上になると、直前になっても登山を中止します。天気予報はほとんどが平地の予報であり、山頂はその付近の平地よりも天気が悪い場合が多いです。山頂での展望が悪かった場合は、後日登り直しています。これまでの百名山登山で、山頂からの展望が一度も良くなかったのは数山です。私のように天気に極端にこだわる百名山登山者がどれくらいいらっしゃるのかは、知りたいところですが、把握していません。

 意外ですが深田久弥は、特に北海道の百名山の山頂で展望が利かなかった例が複数例あります(羅臼岳、斜里岳、トムラウシ、幌尻岳、後方羊蹄山)。当時は交通の便が良くなかったので、北海道に何度も行くのが難しかったのかもしれません。彼はその山の歴史や、山頂からの眺望が利かなくても、登山を通して品格を感じ取って百名山を選定しています。日本百名山の山頂からの美しい眺望の写真をいくつか掲載します(写真の上から、羅臼岳、雌阿寒岳、槍ヶ岳、剱岳、聖岳の山頂から撮りました)。山頂に立って実際に景色を見ると、写真を見るのに比べて何倍もの素晴らしい体験ができ、苦しかった登山を忘れてしまいます。

関連記事<予期しなかった山頂からの景色>

羅臼岳山頂からの知床連山と国後島の眺望
雌阿寒岳山頂からの雄阿寒岳と阿寒湖の眺望 深田久弥は火山活動のため、雌阿寒岳には登らず、雄阿寒岳に登っています。
槍ヶ岳山頂からの穂高岳の眺望
剱岳山頂からの立山と槍・穂高岳(立山の向こう側)の眺望
聖岳山頂からの赤石岳、悪沢岳(山頂は見えていません)、塩見岳(山頂付近が見えています)、甲斐駒岳の眺望
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