日本百名山の悪路と急登

百名山比較分析

 悪路と急登はどちらも登山者にとって辛いものです。日本百名山では道はかなり整備されていますので、悪路は少ないです。その中で、私がこれまでに感じた悪路について紹介します。また、急登ですが、日本三大急登(烏帽子岳のブナ立尾根、谷川岳の西黒尾根、甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根)や北アルプス三大急登(烏帽子岳のブナ立尾根、燕岳の合戦尾根、剱岳の早月尾根)が有名です(ちなみに私はこれらのうち、ブナ立尾根、黒戸尾根、早月尾根は上りました)ので紹介は他に譲ります。ここでは、メインルートからは外れますが、私が体験した急登について記します。

悪路

苗場山<4回目のチャレンジで池塘を見た苗場山>の和田小屋から中ノ芝辺り:濡れている岩がごろごろしていてとても滑りやすいです。沢沿いなので、いつも濡れていると思います。夏季の休日は和田小屋から下ノ芝手前までリフトが運行されています(上りだけですが)ので、これを利用する手もあります。

日光白根山の阿弥陀ガ池から山頂手前まで(上の写真):急坂のガレ場で転倒しやすいです。私は下りに転んで軽い怪我をしました。初心者の方は下りには通らない方がよいと思います。

北アルプスの雲ノ平山荘から薬師沢小屋まで:湿った岩がごろごろしていて、私はここでも下りで転んで、軽く頭を打ちました(怪我はありませんでした)。この前に雨天が続いて、湿っていたのかもしれませんが、とても下りづらい道でした。

北アルプスの白出沢の穂高岳山荘まで(下の写真):長いガレ場で登りづらかったです。こんなに長いガレ場は他に知りません。下りはもっとつらいと思います。初心者の方は、できればこの道は避けることをお奨めします。

大雪山の旭岳<日本百名山達成は旭岳>から裏旭キャンプ指定地への道:急で、なおかつ、地面が固くてひっかかりがないので、とても下りづらかったです。ストックがなければ下れなかったかもしれません。往復した人が言ってましたが、上りの方がもっとつらかったそうです。

鳥海山の大物忌神社から新山山頂までは:大きな岩が累積していてとても登りづらいです。日本百名山の主要ルートにこのような悪路があることに驚きました。

急登

越後駒ケ岳の越後三山森林公園から登る道<42年越しの枝折峠からの越後駒ケ岳>:感覚的には上述の有名な急登を上回っていて、登りごたえはバッチリです。主要なルートではありません。

飯豊連峰の梶川尾根<日本百名山を絡めた縦走の奨め>:真夏にテントを担いで登ったので、バテテしまいました。ここも主要なルートではありませんが、アイゼンを持ってこなかったので、雪渓を登れなかったので、迂回してこの道を使いました。

通行止めになりやすい車でのアクセス道

光岳や聖岳への登山口の易老渡(いろうど)までの林道赤石線:上島トンネルから易老渡までの林道赤石線が土砂崩れにより通行止めになりやすいです。大雨の後は要注意で、車で易老渡に行く場合は、事前にネットで最新情報を調べておくことをお奨めします。

北アルプスの白出沢の穂高岳山荘までの道
日光白根山の阿弥陀ガ池から山頂手前まで道。
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