ネパールトレッキング4-8

アンナプルナサーキット

2023年5月18日17時25分カグベニ(2807m)のホテルパラダイスにて: 今日は予想外の出来事があり、命の危険を感じた。今生きているのは、チベットの仏さまのお陰である。ムクティナートは標高3798mで富士山より高いが、トロンハイキャンプ(4800m)に比べて、空気が濃いからか、暖かいからか、それともトロンパスを越えてプレッシャーがなくなったからか、ずっとくつろげた。8時45分ごろにムクティナートのロッジを出て、ほどなく外観が美しいジャルコットに着き、ゴンパ(中心仏はおそらく薬師如来)とチョルテン(内側の壁画はすばらしい)を見学し、ベーカリー(シーズンオフのせいかパンは焼いていなかった)でアップルパイならできるということで、これを食べた。焼いているのではなく、揚げていた。

ムクティナート辺りから西方の山々を望む。左端はダウラギリ、その隣がツクチェピーク

ムクティナート辺りから西方の山々を望む。左端はダウラギリ、その隣がツクチェピーク。

ジャルコットの街並み。左端の赤い建物はゴンパ。

ジャルコットの街並み。左端の赤い建物はゴンパ。

ジャルコットの街並み。1983年に撮影。左端にゴンパが見える。

ジャルコットの街並み。1983年に撮影。

ゴンパの中心仏。薬師如来と思われる。

ジャルコットのゴンパの中心仏。薬師如来と思われる。

ゴンパの壁画

ジャルコットのゴンパの壁画。

ジャルコットの街中

ジゴンパの壁画。

チョルテン。1983年に訪れた時にも写していた(下の写真)。その時は内側に壁画(2つ下の写真)があることに気づかなかった。この壁画がもしも日本にあると重要文化財級かもしれない。

チョルテン。1983年に訪れた時にも写していた(下の写真)。その時は内側に壁画があることに気づかなかった。
ジャルコットの入り口の塔。1983年に撮影。
ジャルコットのストゥーパ内の壁画。古そうだが、いつ描かれたかは不明。日本だと重要文化財級だと思われる。残念なことに修復は保護は不十分である。

ジャルコットで食べたアップルパイ

ジャルコットで食べたアップルパイ。

カグベニまでの道は最初は車道を歩いていたが、標識に従って歩道を行くことにした。しばらく行くと、またカグベニの標識があり(写真)、その方向を選んだ(これが大失敗で、前回はこの標識に気が付かず、そのまま進んで問題なかったのだと思う)。崖に作られた道は細く、やっとの思いで河原まで降りた。道は続いているが、ところどころ崩れていて、この道を進んでカグベニに辿り着かるかどうか不安になった。しかし、引き返して崖を登り返すのは面倒である(この考えが我が身に危険をもたらしました。同様のことが過去に起こっています。登山に関連して身の危険を感じたことの4です)。道はところどころで川の水面より10mくらい高いところに付いている。その一つで完全に道が崩れていて、進むには危険であると判断せざるを得ない箇所があった。意を決して土砂の崖(斜度はおそらく45度以上)を下ることにした。なお、昨日のトロンパス越えは疲れたが、身の危険は感じなかった。)崖に尻もちをついた状態で滑り降り、なんとか怪我はしなかった。人があまり通らなそうなので、足に重大な怪我があると命が危なかったかもしれない。ハインリッヒの法則によると、1つの重大な事故の背景には、29の軽微な事故、300のヒヤリハットが存在するらしい。今回は軽微な事故であろう(同様のケースは上述の登山に関連して身の危険を感じたことに記載。6例で、まだ29例には達していない)。川の水量は少ないが、この先も道がなくなっている箇所があって、偶然いたネパール人の工事関係者に誘導してもらったり、少し戻って渡渉箇所を探したこともあった。

ジャルコットとカグベニの間からトロンパス方面(雪山の真ん中辺りの切れ込んでいるところ)。

ジャルコットとカグベニの間からトロンパス方面を見る。

カグベニ(左)を示す標識。右の方に谷に降りる道がある。

カグベニ(左)を示す標識

滑り降りた崖

滑り降りた崖

やっとの思いでカグベニまで来た。村は道路から見えているが、道がわかりにくい。麦畑で遊んでいた10歳位の少年に連れて行ってもらった。前回泊まったホテルパラダイス(ネパールトレッキング2-7)には、お世話になったおばさん(現在カトマンドゥに在住)と娘さん(同アメリカに在住)はおらず、息子さんが切り盛りしていた。前回、年末で見ることができなかったレッドハウスホテルのビッグブッダ(丈六だと思われる。撮影禁止)と食堂の壁画を見て、前回見た新旧のゴンパを再度見学した。

カグベニの街並み。左に新旧のゴンパが見える。川の上流には中国との国境の街のムスタン(訪問には許可が必要)がある。

カグベニの街並み。左に新旧のゴンパが見える。川の上流にはムスタンがある。

カグベニのチョルテン

カグベニのチョルテン

カグベニの街中。1983年に訪れた時に同じところから写真を撮っていた(次の写真)。

カグベニの街中。1983年に訪れた時に同じところから写真を撮っていた(ネパールトレッキング1-8)。

レッドハウスエコロッジの食堂の壁画

カグベニのストゥーパ内の壁画
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チベットの村 カグベニ

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