日本百名山登頂達成の証明について

百名山比較分析

日本100名山の登頂達成者は何人くらいいらっしゃるのでしょうか。目指している方は多いですが、達成された方は少ないと言われています。達成者でご存命の方は、1万人から10万人の間ではないかと私は大雑把に推測していますが、正確な数はわかりません。そもそも達成は自己申告によるもので、正式な証明書はないと思います。

〇〇山を登ったという場合、その時点で通常に行けるところの最高地点へ到達すべきとする人、すなわち、蔵王山だと熊野岳(1841m)、那須岳だと三本槍岳(1917m)(深田久弥の著書日本百名山ではこれらを山頂としています)、一方で、その山の特徴的なところまで行けばよいとする人、すなわち、蔵王山だとお釜を見る、那須岳だと茶臼岳(1897m)や朝日岳(1896m)がいらっしゃるかと思います。私は前者の考えで日本百名山に取り組みました<最高地点に登り直した蔵王山、燧ヶ岳、大雪山>。しかし、明確な定義はありませんので、その人の基準で山の良さ(深田久弥が言うところの山の品格)を味わえたのなら、どちらでもよいと思います。

百名山登頂達成の証拠となるものは頂上での本人の写真ぐらいではないでしょうか。しかし、山頂で自身の写真を撮ってない方もいらっしゃいますし、写真はパソコン上で合成して偽造することも可能だと思います。ちなみに私は日本百名山の、その時点で通常行ける最高到達点での写真をすべて持っています(厳密に申し上げますと、後述しますが、草津白根山だけは最高地点の標識に私が写りこんでいる写真はありません)。平ガ岳ではカメラを忘れて登山したのですが、この山は山頂までの行程がとても長い(<日本百名山で最も体力が必要なのは平ガ岳>)ので、直感的に恐らくもう来ないだろうと思って、当時(2008年7月6日)の画素数の少ないガラ携で写真を撮りました(一枚目の写真)。また、剣山頂上での写真のファイルを失くしたのですが、日本百名山達成後に近くを通る機会がありましたので、再度登って写真を撮りました。草津白根山は2009年11月1日に、当時可能だった最高地点(本白根山手前の2150m地点)まで行き、標識(三枚目の写真)と私の写真を別々に撮りました。標識と私が同時に写っている写真は撮りませんでした(標識が倒れていたからだと思います)。現在は、標識は立っているかもしれませんが、草津白根山周辺は徒歩では立ち入れませんので、撮り直すことができません。

画素数の少ないガラ携で撮った平ガ岳山頂の写真2008年7月

2023年8月8日追記 インターネットで調べたところ、日本百名山登頂の証明書を発行しているところがありました。どのように認定しているのかの詳細はわかりませんが、自己申告によるものらしく、客観的に証明するものではないように思われます。将来的な技術革新(例えば、山頂で撮った写真の真偽を調べる技術の開発など)により、客観的な証明が可能になるかもしれません。

2023年10月6日追記 近い将来に、GPSと個人認証(顔認証、指紋認証など)を組み合わせた、日本百名山登頂を証明するアプリが出てくるかもしれません。

最高地点の解釈が微妙な日本百名山 上記で、私見ですが登頂の定義を「その時点で通常に行けるところの最高地点への到達」としましたが、最高地点が微妙な山について私の考えを述べます。関連記事:最高地点が立ち入り禁止の日本百名山

巻機山 「巻機山頂」の標識があるのは1962mで、ここで写真を撮って下山される方もいらっしゃるかと思います。しかし、そこから10分ほど東に歩いたところに最高地点(1967m)があり、ケルンが積んであります(写真)。ただし、標識はありません。深田久弥の著書「日本百名山」には巻機山は1967mと記載されています。どちらからでも景色はそれほど変わりませんので、私は山頂を標識のある1962m地点としても良いと思います。さらに20分ほどかけて牛ガ岳まで行けば、越後三山(2枚目の写真、左から、八海山、越後駒ガ岳、中ノ岳)が良く見えますので、ここは立ち寄ることをお奨めします。そうすれば最高地点は通ることになります。

石鎚山 私は石鎚山の通常行ける最高地点を弥山(1974m)としました。その先はナイフリッジを経て天狗岳(1982m)に続いていますが、危険です。一方、深田久弥は天狗岳まで登り、著書日本百名山に石鎚山は1982mと記載しています。なお、私は弥山までは修験者と同様の方法で登りたかったので、無謀でしたが、二ノ鎖と三ノ鎖を登りました(巻道があり、こちらを通る人の方が多いです)。天狗岳へのナイフリッジと二ノ鎖・三ノ鎖では過去に死亡事故が発生していますので、利用する方はくれぐれも注意してください。弥山(1974m)の標識には、なぜか天狗岳(1982m)の標高が書かれていました(下の写真)。

草津白根山、浅間山、焼岳、御岳山、霧島山など 火山活動により、立ち入り制限があります。到達可能な最高地点は時々変わりますので、自治体のホームページなどで確認してから登りましょう。

2025年1月4日に改訂(「草津白根山の写真」および「最高地点の解釈が微妙な日本百名山」の追記)

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