4月30日 ゴーキョ Gokyo 4750m チョー・オユ― ビュー ロッジ Cho-Oyu View Lodge にて(本日の歩行時間は約4時間): 今日も天気と空気の状態がいい。壊れた(と思った)パソコンや不要な着替えなどをロッジに預けて、ゴーキョ目指して出発。昨日と同様、北にチョー・オユー、南にカンテガとタムセルクが見える。人は少ない。正確に数えたわけではないが、本日すれ違ったのは20パーティー以下。このところカトマンズからルクラへ飛行機があまり飛んでいないのかもしれない。周りのヒマラヤの山を見ながら、休み休みゆっくり進んだ。
写真の説明 1枚目:チョー・オユ―8188mを背景に記念撮影、2枚目:南側にずっと見えていたカンテガ6779m(左)とタムセルク6608m


ゴーキョに近づくと谷が浅くなり、これまでは谷底を流れていた川が近くなり、左手に湖が現れた。最初のは湖と言えないほど小さい。2つ目と3つ目はそれなりの大きさがあり、日本では見たことがないような深い青色の水をたたえている。特に3つ目の湖ドゥードゥ・ポカリには、対岸に切り立った山が鎮座していて、湖の神秘性を増している。
写真の説明 1枚目と2枚目:進行方向の北側(谷が浅くなってきて、川が道の近くまでせまってきているのがわかる)、3枚目:最初の湖。雪山(チョー・オユー)の左手前にゴーキョ・ピークが見えている、4枚目:2番目の湖。




マッチェルモから歩き始めて4時間ほどでゴーキョに到着。ロッジ群(地球の歩き方によると11軒)はドゥードゥ・ポカリのほとりの奥まったところにある(下の最初の写真)。建物がしっかりしていそうな、湖に面したチョー・オユ― ビュー ロッジに決めた。宿泊料は、このロッジで夕朝の食事を取れば500ルピー(約600円)。客室の窓からドゥードゥ・ポカリと対岸の切り立った山がよくみえる(下の2番目の写真)が、そのロッジが500ルピーとは日本人の感覚では安すぎる。ここまで来るのに7日間もかかっているというアクセスの悪さがあり、需要と供給の関係で値段が決まっているのだろう。この神秘の湖には、小型のネッシーのような魔物が棲んでいても不思議ではない。ロッジのお姉さんの話では魚はいないとのこと。餌になるものが無いので、魔物はいないようだ。念のために、ネッシーはいるかと聞いてみたが、通じなかった。あの有名な清涼飲料水の名前はこの湖が由来に違いないと思っていたが、後日、その会社のホームページを見たら、予想は外れていた。「ポカリは語呂が良く、さわなや青空を連想する響き」と書いてあった。


疲れていたが時間があるので、もしも明日の天気が悪ければゴーキョ・ピークまでこれから登ってみようと思い、明日の天気を女将に聞いてみた。明日も今日と同じとの返事であった(この時確認しなかったが、彼女は天気予報を根拠にしているのか、それとも、経験にもとづいて言っているのか不明だった)ので、明朝に、本トレッキングのメインであるゴーキョ・ピーク(標準時間は上り2時間、下り1時間)に登ることにした。ご来光を狙って3時に出発するつもりだと言うと、真っ暗で危険だからやめた方がいいとの返事。薄明るくなってくる4時半に出発するか、5時半に朝食を食べてから出発するかのどちらかを勧めるので、ハンガーノックにならないように後者を選んだ。もしも明朝の天気が悪くてエベレストが見えなければ1泊だけ連泊するつもりである。
昨日休養日を設けたお陰か、高山病の症状はほとんどない。トレッキング中にたまに軽い頭痛と吐き気がするだけ。咳は徐々にではあるが、酷くなってきている。想定の範囲内で、トレッキングにそれほどの支障はない。睡眠は十分取れ、食欲もある。血中酸素濃度は82で問題なし。やや激しく動くと息が切れるが、平静にしているとここが標高4750mである(富士山の山頂よりも1,000mも高い)ことを忘れてしまうほどである。ここのロッジは断熱がしっかりしていて、客室は暖かかく、快適であった。最低室度は10℃くらいはあったと思う。トレッキング初日のパクディンでは、ゴーキョのロッジの客室の温度は3℃位まで冷えると心配していたが、鳥越苦労であった。結局、行きはどこのロッジでも空いていて、全て一人部屋が確保できた。一人部屋はゆっくり休息するために不可欠である。ここのロッジにはWi-Fiは設置しているが、通信はできなかった。


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