私は雪山が苦手で、積雪に出くわして引き返したことも多い(日本百名山登山の撤退記録)ですが、登り切った例を紹介します。1つ目は、積雪期にはスキー場のリフトが使えるので、アクセスが楽になる武尊山に2022年3月に登りました(積雪期の武尊山)。確かに周りの雪山の景色は素晴らしかったのですが、正直なところ、滑落の恐怖を感じた場所があり、リピートしたいとは思わなかったです。2つ目は浅間山です。訪れた理由は外輪山から見る積雪期の浅間山を見ていただければわかります。3つ目がここで紹介する赤城山です。赤城山は自宅の近くにあるので、一年を通して何回か登りますが、積雪期が最もいいと思います。理由は、滑落のリスクが低い(わざと崖際に行かなければですが)、駐車場から比較的短時間で往復できる(昼食休憩含めてゆっくりでも5時間くらい)、条件が良ければ素晴らしい雪山の景色と樹氷が楽しめるからで、コストパーフォーマンス(掛かった技術と労力を分母とした、得られた特典)が良いと思います。ただし、チェーンスパイクまたはアイゼンは必須です。昨日(2024年12月30)の赤城山登山について記します。実は12月10日にも登山口の駐車場までは行ったのですが、風が半端なく強かったので、立派な樹氷を遠くから眺めただけで、断念した経緯があります。
大沼畔の大洞の駐車場(一番大きいです)に車を停めて、9時45分に登り始めました。遅めですが、寒さが苦手なのでこの時間を選びました。黒檜山登山口からだと急登なので、最近はもっぱら駒ガ岳登山口から登ります。ジグザグに登っていくので、かなり登りやすいです。途中から見事な樹氷が現れました(下の写真)。

「草地」で展望が開けました。天気が良ければ南側に富士山が見えます(この日は見えました)。駒ケ岳までなだらかな登りです。驚いたのですが、駒ケ岳山頂付近でコガラと思われる小鳥が木の実を食べていました(カメラは標準レンズ装着だったので写りませんでした)。図鑑によりますと、コガラは厳冬期も山にそのまま残る傾向があると記されています。下の写真は駒ケ岳山頂から見た黒檜山(赤城山群の最高峰)です。

駒ケ岳山頂から一旦約50mほど下り、黒檜山への標高差220mの登りに挑みます。南斜面なので、登山道脇の樹氷が太陽の熱に温められて木から少しずつ落ちていました。樹氷は日々成長したり、溶解したりの繰り返しで、頻繁に状態が変わるようです。本日(私が訪れたのは昨日)黒檜山を登った方のヤマップへ投稿写真を拝見しましたが、樹氷がずいぶん減っているように見えました。鳥居のあるところまで登ると黒檜山山頂まですぐです。

山頂から2分ほど奥へ進むと絶景スポットです。そこで昼食をとる人が多いです。ここからは3方(西、北、東)の山々が良く見えました。西から、浅間山、苗場山、谷川岳(下の1番目の写真の左1/3のところ)、上州武尊山・至仏山(蛇紋岩の至仏山)・燧ガ岳(下の2番目の写真のそれぞれ左端・左1/3位の所、右端)、日光白根山・皇海山(期間限定の最も難しい日本百名山は皇海山?)(下の3番目の写真のそれぞれ左・真ん中)などの日本百名山が見渡せます(写真の山の名前は合ってると思いますが、もしも違っていたらごめんなさい)。この日は風が弱く、雲一つない天気だったので、寒さを感じずに1時間ほど絶景スポットにいました。一般に天気が良い日には気温が上がって樹氷は溶けますが、この日はたっぷり残っていました。



13時10分に出発し、黒檜山登山口経由で大洞の駐車場まで戻りました。到着は14時30分でした。今回は登山道が凍結しているところはありませんでしたが、もしもあれば(特に黒檜山登山口から山頂までの急登の箇所)滑りやすく危険です。登山道の凍結や樹氷の状況については、前日夕方にヤマップやヤマレコの記事で調べてから臨むといいでしょう。また、積雪期には車に必ずスタッドレスタイヤなどの雪道対策を施してきてください。帰り道のカーブで、対向車線から大きくはみ出した車が急に現れて、あわや正面衝突になりかけました。おそらくノーマルタイヤだったのでしょう。


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