2月上旬に栃木県日光市の、戦場ヶ原で撮影したオオアカゲラ(留鳥)とキレンジャク(冬鳥)、および、光徳牧場で撮影したウソ(漂鳥)を紹介します。
オオアカゲラ キツツキ科 この日の戦場ヶ原は風が強くて探鳥どころではありませんでした。諦めて、湯元の温泉に入ってから、日光駅付近の宿に戻るつもりでいろは坂の下り口に差し掛かった時(2時ごろ)に風が弱まってきたように感じました。急遽、戦場ヶ原に引き返しましたが、風はまだ強く、林に野鳥の気配はありません。30分ほどで引き返したのですが、最後の分岐のところで、もう少しだけ探鳥してみようと逆方向に進みました。この判断がたまたま良い結果につながりました。間もなく1羽のやや大きめの野鳥が飛んできて、30mほど離れたところでドラミングを始めました。アカゲラだと思って写していたのですが、背中の逆八の字の白斑がはっきりしません。オオアカゲラであることが期待できたのですが、脇は見えず、鳥種を特定できないまま撮影していました。しばらくして向きを変えた時に縦班が確認できました。先週(野鳥近影Feb2026-1)に続いて(先週は群馬県でオスを見ました)オオアカゲラです。頭が赤くないのでメスです。時々別の枝に飛び移ってドラミングしていましたが、いつもの場所が決まっているようで、写真の2枚目以外は枝が折れそうなほどえぐれています。





キレンジャク レンジャク科 翌日の戦場ヶ原は風がなく穏やかでした。少し前にキレンジャクの目撃情報があった付近で粘ったところ、鈴が鳴るような鳴き声が聞こえたように思えたので、探してみると木の上に1羽だけいました。ズミでしょうか、赤い実を食べていました。独特の風貌と、絹のように滑らかな感じの羽毛が特徴です。常連さんより、戦場ヶ原にはヒレンジャクはおらずキレンジャクしかいないこと、および、ヒレンジャクよりキレンジャクの方が人気があることを聞きました。ヒレンジャクとキレンジャクは兄弟のようにそっくりなのに、どうしてキレンジャクの方が人気があるのでしょうか。私はこの年末年初に赤城山系でキレンジャク(野鳥近影Dec2025-3)を見ましたが、最近の赤城山系ではヒレンジャクしか見ていません(野鳥近影Feb2026-1)。私はどちらでも大歓迎です。




ウソ アトリ科 ウソは口笛のような鳴き声を聞いてから姿を見る場合が多いのですが、今回は鳴き声を聞かないうちに姿を見つけました。何の鳥かわからずにレンズを覗いたら、オスのウソがいたのでびっくりしました。ウソは漂鳥です。厳冬期のウソはもっと低いところでも観察されていますが、光徳牧場は標高約1,400mと亜高山帯(1500-2500m)に近いところです。一括りに漂鳥といっても、越冬地は比較的低地を好む鳥(アオジ、モズなど)や比較的高地を好む鳥(イワヒバリ、カヤクグリなど)やウソのように幅広い標高に亘って分布する鳥がいます。ウソは今冬の探鳥時に時々見かけましたが、木の上の方にいたり、暗かったりで、良い写真は撮れませんでした。今回は久しぶりにブログに掲載可能な写真が撮れました(前回のウソの記事:野鳥近影Nov2025-3)。この木も、前出のキレンジャクがいたのと同じズミのようです。



コメント