野鳥近影Sep2025

バードウォッチング

私が野鳥撮影を始めたのは2024年12月です。群馬県を中心に、留鳥、漂鳥、冬鳥、夏鳥を撮影し、現在で約10か月経過しました。まだまだ撮影していない野鳥は多種ありますが、だんだんと新しい種類の野鳥に巡り合う機会が減ってきて、これまでのように科毎に記事を書くのが困難になってきました。これからは、過去に撮影したことがある野鳥についても、小さくても新たな発見があった場合は掲載することとします。直近に撮影した野鳥の写真を掲載しますが、近くで野鳥を撮影したいという願望を加えて、野鳥近影というタイトルにしました。今回は2025年9月分で、キジ(留鳥)、クサシギ(旅鳥または冬鳥)、ホシガラス(留鳥)およびノビタキ(夏鳥)について紹介します。初掲載の鳥種に限り、図鑑の説明文を引用しています。

キジ キジ科 留鳥 日本の国鳥。昔話で桃太郎が家来にしたおなじみの鳥。北海道を除く全国の草地や農耕地に生息する。林内にいることはあまりない。オスは顔が赤く、メタリックに輝く緑の体を持ち、長い尾羽を誇る。メスは黄褐色のまだら模様で地味。尾羽はあまり長くない。

9月中旬に長野県の高峰高原に向かって山道を運転していると、道路脇に大きめの野鳥がいるのが見えました。ひょっとしたらヤマドリだったかもしれないと思い、その反面、たぶん奥に引っ込んでしまっただろうとダメ元で引き返すと、そこにいたのはキジのオスでした。図鑑ではわかりづらいのですが、この野鳥は日本の国鳥にふさわしい美しさを有しています。メタリック調の緑、青、水色、紫、茶色などを緻密に配色した美術品が10mほど先で動いているのが不思議でした。メスがオスを外見で選んできたために、このような美しい姿に進化したのでしょう。カメラをニコンZ5からZ5IIに変えたばかりで、鳥認識が作動して、ピントが合いやすくなったことは確かですが、画質も良くなっているような気がします。下のキジオスの写真は(セットとして)これまでに私が撮った野鳥の写真の中で最も美しい写真だと思います。このキジは車が通るすぐ横の道端の草の実(他ならぬ黍(きび)かもしれません、1枚目の写真)を食べていましたが、この後、交通事故に遭っていないか心配です。

クサシギ シギ科 旅鳥または冬鳥 草が茂る休耕田や川岸などの淡水湿地にいるシギ類。旅鳥として春と秋に全国に飛来するが、関東以西では越冬する個体も多い。群れにはならず、単独または数羽でいる。雌雄同色で白いアイリングが目立つ。体上面は褐色で、翼の雨覆の羽縁に小さな白斑がある。嘴は細くて長めで先端がやや下向きに曲がる。学名の種小名は「淡い黄緑色の足」という意味でだが、実際には黄色。

9月中旬に群馬県の嶺公園の大堤沼で見かけました。私は2024年10月下旬から2025年4月上旬にかけて何回かこの沼を訪れましたが、クサシギを見た記憶はありません。このクサシギは旅の途中なのでしょうか。同地での10月中旬の目撃情報がありますので、冬鳥としてここで年を越すのでしょうか。

ホシガラス カラス科 留鳥 黒い体に白い星をちりばめたような模様のカラス類。亜高山帯の針葉樹林に営巣し、高山帯のハイマツまで飛んで行って採食する。ハイマツの実が主食で、ハイマツが平地に生える北海道では標高が低い場所でも見られる。冬には低標高地に移動するといわれるが、詳しい動きはまだ判明していない。雌雄同色で、体は褐色の地に白い斑点模様、翼は黒い。下尾筒は純白。

9月下旬に長野県の池之平湿原(標高2,000m)で撮影しました。池之平湿原のホシガラスは松の実を食べに来るとの情報がありましたが、松の木はたくさんあります。この辺にあるのはハイマツではなく、種類は不明ですが、高さ10mくらいの松です。松の木がある区域を2時間ほど行ったり来たりしていました。時々、ホシガラスの鳴き声が聞こえ、飛んでいる姿が見えたので、生息数は少なくないようですが、近くには止まってくれませんでした。ホシガラスは3回連続で空振りだと諦めかけていたところ、運良く、近くの松の木に来てくれました。写真の個体は松の枝間を忙しく飛び回って、実を豪快に食べていました。普段はハシボソガラスのようにガーガーと鳴きますが、松の実を食べているときはハシブトガラスのようにカアーと鳴いていました。まるで私に(近くに私以外の人はいませんでした)自身の存在を誇示しているようにも見えました。ホシガラスはカケスと違って、人が近くにいても逃げない傾向にあるようです。過去の登山中に標準レンズで撮影したことがあります(日本百名山登山中の予期せぬ出来事)が、望遠レンズで撮るのは初めてです。星を散りばめたような白い斑点が美しいです。

ノビタキ ヒタキ科 夏鳥 夏季に日光戦場ヶ原で夏羽のノビタキのオスを観察しました(2,3枚目 夏の野鳥5 ヒタキ科)が、今回は9月下旬に池之平湿原で冬羽のオスを撮影することができました(1枚目)。オスであることは日本野鳥の会群馬に教えていただきました。ノビタキのオスは夏羽と冬羽ではまるで別の鳥のように違っています。夏は繁殖するので、メスにアピールするために派手な色合いで、冬は外敵から逃れるために地味な色合いなのでしょう。生え変わる過渡期の個体を撮ってみたいものです。

野鳥の説明文は野鳥図鑑(日本文芸社)から引用しています。

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