群馬県で観察されたウソ(冬鳥または漂鳥)とアオバト(留鳥または漂鳥)について紹介します。
ウソ 冬鳥または漂鳥 頬の赤い斑(写真1,2枚目のオスのみ、写真3枚目のメスにはない)が目立つ小鳥。夏は国外や亜高山帯で繁殖し、冬は平地に移動する。都市公園でみられることがある。口笛のような声で鳴き(美しい音色です)、口笛の古語を意味するウソという名前になった。
今回は群馬県片品村の亜高山帯の水場でメスを最初に見つけたのですが、メスは地味な配色なので何の鳥かわからないままシャッターを押していました。まもなく、オスが近くに来て水浴びを始めました。ツガイだと思われます。私が昨冬に丘陵地でウソを最初に見かけたときはオス3羽の群れだったのですが、ヤマガラだと思ってシャッターを押さなかったのですが、近くにいた人に教えてもらいました。冬の丘陵地ではオス同士、メス同士で行動していて、偶然水場で遭遇すると、あたかも別の種類の鳥のように追っ払い合いをしていました。しかし、ここでは繁殖するためでしょう、仲良く、気持ちよさそうに水浴びしていました。この日はしばらくぶりの晴天だったのです。亜高山帯でも日向は暑いです。冬の野鳥4 アトリ科



アオバト ハト科 留鳥または漂鳥 森にすむ緑色の美しいハト類。繁殖期は丘陵地から山地の広葉樹林で子育てし、冬は平地に降りて越冬するが、詳しい生態はよくわかっていない。都市公園で越冬する個体を見ることもある。雌雄ほぼ同色で、全身が黄緑色。オスは翼が赤紫。
森の中の高い木の枝に営巣していました。8月になると多くの野鳥にはすでに幼鳥が誕生していますが、アオバトの繁殖時期は遅いようで、この巣にはまだヒナは孵っていないようでした。最初はメスが抱卵していました(下の2枚の写真)。オスはそれほど遠くはないところにいるようで、時々声が聞こえていました。


しばらく観察しているとメスがオスと抱卵を交代しました(下の写真)。アオバトは漂鳥でもあり、「都市公園で越冬する個体を見ることもある」ということです。過去に冬の公園で見かけても、少し色が違うハトがいるものだと思って、気に留めずに見逃していたかもしれません。


アオバトのメスもオスもつぶらな瞳でこちらを見ているようでした。距離は30から40mくらいだったと思います。アオバトの心中を察することはできませんが、抱卵中を覗かれて落ち着かなく感じていたのかもしれません。私も含めて、撮影者には野鳥を不安がらせないように、近づきすぎない、大きな音をたてない、場所を公表しないなど、マナーを守って撮影することが大切だと思います。
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野鳥の説明文は野鳥図鑑(日本文芸社)から引用しています。


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