夏の野鳥9 キツツキ科

バードウォッチング

ここで紹介しますキツツキ科のコゲラ、アカゲラ、オオアカゲラ、ヤマゲラはいずれも留鳥です。キツツキが多い北海道で撮影した写真もあります。

コゲラ スズメ大(15cm)の小さなキツツキ。佐渡島以外の全国に分布する。木の枝や幹に平行に止まり、せわしなく動き回る。ギーという特徴的な声で、存在に気づくことが多い。鋭い嘴で幹をつついて穴をあけ、カミキリムシの幼虫やアリなどを捕食する。木の実も食べる。雌雄同色で、体上面が褐色のまだら模様。

2枚目の個体は人に慣れているのでしょうか、近くまで来て、ゆっくり動いていました。まるで、取った餌を自慢げに私に見せつけているようでした。近くにもう一羽(ツガイの相手?)いて、同じように餌を加えていました。

アカゲラ 樹木の幹に穴をあけるキツツキ類は、様々な生物にすみかを提供するため、「森の大工」と呼ばれる。特に本種の分布は広く、多くの生物にとって重要な存在。雌雄同色で、肩羽に白い大きな斑があり、背中から見ると逆八の字に見える。オスの頭には赤い部分があるが、メスにはない。

オオアカゲラ アカゲラ(24cm)に似ていて、一回り大きい(28cm)。広く分布するが数はあまり多くない。枯れ木を豪快につついて粉砕し、中にいるカミキリムシなどの幼虫を捕食する。雌雄ほぼ同色で、腹から下尾筒が淡い赤。オスだけ頭部が赤い。類似種のアカゲラとは、背中に白い大きな白斑がないことで見分けられる。

オオアカゲラはアカゲラに比べて圧倒的に数は少ないようです。背中に大きな白斑がないことに加えて、腹に縦斑があることでもアカゲラと区別されます。2024年10月下旬にバードウォッチング2回目だった私は、バードウォッチングのベテランの友人と群馬県の嶺公園で確かにオオアカゲラを見たのです。しかし、その時には、私も友人も望遠レンズを持っていませんでした。その友人は次の探鳥会で、オオアカゲラを見たことを報告しました。背中に大きな白斑がないことは確認していたのですが、腹の縦斑を記憶していなかった(縦斑の薄い個体もいるようです)ので、探鳥会の方々からは、「オオアカゲラはとても珍しい野鳥です。腹の縦斑を確認していないのなら、アカゲラだったのかもしれません。」と信用してもらえず、とても悔しい思いをしたそうです。そのことがきっかけとなって、私は望遠レンズを購入しました。その後、嶺公園や日光には頻繁に野鳥撮影に行ったのですが、残念ながらオオアカゲラに遭遇する機会はありませんでした。

この個体はコゲラやアカゲラと混群を作っていました。写真を撮っているときは、頭の動きが大振りなキツツキだと感じましたが、大きさを認識できず、コゲラだと思っていました。するとカメラの画角に本物のコゲラ(サイズは半分くらい)が入ってきたのですが、私はコゲラの親子が揃ったと、微笑ましく感じておりました。親の方しか写真は撮れなかったのですが、撮影後に拡大してみると、姿はコゲラよりもアカゲラに似ていて、尾部の赤色が薄く、しかも腹の縦斑がくっきりと写っていました。コゲラの親だと思った野鳥はオオアカゲラの可能性が高くなり、大変驚きました。残念ながら、手持ち撮りのうえ、私の腕が未熟で、しかも、オオアカゲラの動きが激しく、ブログに掲載可能な写真はこれ1枚だけです。北海道の大沼公園で撮影したので、亜種のエゾオオアカゲラだと考えられます。

写真の個体は頭が赤かった(残念ながらそちらの写真はぶれています)ので、オスだと思われました。日本野鳥の会群馬にその写真を見ていたたいたところ、「頭部が赤いですが、赤が鈍いので幼羽の幼鳥だと思われます。幼羽では雌も頭部が赤いのですが、ここまで範囲が広いと雄でいいと思います(確証はありません)。」とのコメントをいただきました。

今年の5月に群馬県で珍鳥を撮影することができた(夏の野鳥2 ツグミ科)のですが、この日には次のヤマゲラも撮影し、今年の鳥運はすっかり使い切ってしまったようです。決してクマゲラ(この辺りには半径6Kmに一羽しか生息していないらしいです)を狙っていたわけではありませんが、この後、同じところを2度訪れたのですが、めぼしい野鳥は出てこず、やぶ蚊にかなりの回数刺されてしまいました。

ヤマゲラ アオゲラに似ていて、国内では北海道のみに分布する。主食はアリで、地上に降りて採食する姿がよく見られる。オスにだけ頭頂部に赤い部分がある。アオゲラと異なり、腹に黒い横斑がない。 

距離が遠かったので、写真を撮っているときは種を特定できなかったです。オオアカゲラと違って、動きが激しくなかったので、多くの枚数を撮影できました。最後は撮影を放棄したのですが、ヤマゲラとわかっていれば、もっと撮っておけば良かったです。オオアカゲラ(28cm)よりやや大きいです(30cm)。本州にいる日本固有種のアオゲラとの違いは、腹に黒い横斑がないことに加え、赤い顎線がないことです。北海道にはアオゲラはいないようです。

関連情報:野鳥近影Oct2026-1(アオゲラ)、野鳥近影NoV2026-1(アオゲラ):野鳥近影Jan2026-4(クマゲラ)、野鳥近影Feb2026-1(オオアカゲラ)、野鳥近影Fen2026-2(オオアカゲラ)

野鳥の説明文は野鳥図鑑(日本文芸社)から引用しています。

夏の野鳥10 幼鳥に移る

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