夏の野鳥4 その他の科1

バードウォッチング

2025年に群馬県または近隣の県で見られた、コムクドリ(ムクドリ科)、サンコウチョウ(カササギヒタキ科)、モズ(モズ科)、ニューナイスズメ(スズメ科)を紹介します。コムクドリのメスは北海道北斗市で見られました。

コムクドリ ムクドリ科 夏鳥 オス(1,2枚目の写真)はクリーム色や赤茶色など、カラフルな羽色をしていて、体上面は紫光沢がある黒色で美しい。ムクドリの群れに交じることも普通。メス(3枚目は青森県黒石、4枚目は函館で写しました)は全体的に灰褐色で地味な印象。

オスのコムクドリの近くには多数のムクドリ(留鳥)がいました。コムクドリは名前の通り、ムクドリよりも少し小さいです。渡り鳥が近縁種の留鳥の群れに交じる例として、コイカル(冬鳥)とイカル(留鳥)、オオカワラヒワ(冬鳥)とカワラヒワ(留鳥)(冬の野鳥4 アトリ科)があります。ムクドリは駅前などの街路樹に大群でねぐらをとる習性がありますが、夏季にその群れを注意深く観察するとコムクドリが混じっているかもしれません。

サンコウチョウ カササギヒタキ科 夏鳥 長い尾羽をひらめかせながら森を舞う小鳥。さえずりを3つの光「月日星」と聞きなしたのが和名の由来。オスは黒い頭に冠羽があり、目の周囲と嘴はコバルトブルー。体上面は紫光沢がある暗褐色。尾羽の中央2枚が著しく長い。メスや若鳥(写真)は体上面が茶色で、尾羽は長くない。

サンコウチョウのメス(または若鳥)が、群馬県内の市街地近く(意外ですが、サンコウチョウは市街地の近くに生息していることがあります)を流れる、薄暗い小川のところに水浴びに来るという情報を得ました。その場所に4時間ほどいたのですが、4回現れ、そのうち2回は水浴びをしました。サンコウチョウの水浴びは上方5mくらいの所からダイナミックに飛び込んで一瞬で戻ってくる独特のスタイルです。動きが早く、私の技術では水浴び中の写真を撮ることはできませんが、その後、枝に止まった時がシャッターチャンスです。暗くて、葉っぱが茂っている中、苦闘の末、ましな写真が一瞬だけですが撮れました。レンズはニッコールZ 600mm f 6.3の単焦点です。晴れでしたが、薄暗いところだったので、もっと明るいレンズがあった方がよかったと感じています。周辺でオスの声は時々聞こえていたのですが、姿を現してはくれませんでした。近くにはガビチョウがいて、なぜかサンコウチョウの鳴きまねをしていました。

ニューナイスズメ スズメ科 漂鳥 山野に住むスズメで、オスは頭の栗色が美しい。かつては大群でイネを食害した。スズメにある頬の黒斑がない。オスは頭から体上面が栗色で、メス(写真)は顔に明瞭な汚白色の眉斑があり、体上面が灰褐色。

誰もいない高原の池に到着すると、すぐに遠くの樹上まで逃げた野鳥がいました(写真)。この個体は警戒心がとても強かったです。後で写真を見ても種類の判別がつかなかったので、日本野鳥の会群馬に問い合わせて鑑定してもらいました。なお、標高の高いところで遠目でスズメと思われる野鳥がいたときはニューナイスズメの可能性がありますので、写真を撮っておくことをお奨めします。

モズ モズ科 留鳥または漂鳥。かぎ状の嘴を持ち、時にはスズメも狩る猛禽のような小鳥。全国に留鳥として分布するが、北方や山地のものは冬に暖地へ移動する。オス(写真)は黒く太い過眼線があり、の過眼線は茶色。獲物をとげに刺す「はやにえ」という習性がある。

冬季には自宅付近で時々観察された(冬の野鳥1)のですが、夏になって全く見られなくなり、代わりに高原や北海道に行くと観察できました。どうやら自宅付近では漂鳥のようです。夏の低地では冬鳥と漂鳥は姿を消して、限られた種類の留鳥(ムクドリ、ヒヨドリ、スズメなど)しか観察できませんので、標高の高いところまでバードウォッチングをするために出かけています。1枚目はオスの成鳥で標高約1,400mの高原で撮影しました。2枚目はオスの幼鳥で、7月下旬に北海道の北斗市で撮影しました。鳥名がわからなかったので日本野鳥の会群馬に問い合わせたところ、「モズの幼鳥です。翼に白斑があるので雄です。モズの雌には白斑はありません。この特徴で幼羽の時から雌雄は判別できます。」との回答をいただきました。

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野鳥の説明文は野鳥図鑑(日本文芸社)から引用しています。

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