冬の野鳥4 アトリ科

バードウォッチング

鳥の撮影を初めて約3か月の初心者ですが、今冬(2024~2025年)に群馬県の低地で見られたアトリ科の鳥についてまとめます。アトリ、オオカワラヒワ、シメ、ウソ、ベニマシコ(すべて冬鳥、ただし、ウソは一部漂鳥、ベニマシコは北海道や青森県では夏鳥)の5種を観察しました。

アトリ 冬鳥 橙色の羽色が美しい。年によって飛来数に差がある。ときには数十万羽の大群になり、飛び立った群れは巨大な生き物のように動き、圧巻。和名は集まる鳥の「あつとり」から転訛したという。オスの頭部は黒と褐色のまだら模様(写真1枚目)で、メスの頭部は灰褐色(2枚目右)。

2024~2025年は群馬県へのアトリの飛来数が少ない年だったと思われます。来年(2025~2026年)には大群で訪れてくれることを期待しています。

オオカワラヒワ 冬鳥 カワラヒワ(留鳥)の亜種。カワラヒワ(1枚目の写真)は、茶色い地味な羽色に翼の黄色が目立ち、冬には大きな群れを作る。秋になると少し大型のカワラヒワ(2枚目、3枚目の写真)が見られるようになるが、これが大陸で繁殖し、日本へ冬越しに来た渡り鳥のオオカワラヒワである。

私は1月に2枚目の写真を撮った時、いつものカワラヒワ(1枚目の写真)と少し違うと感じました。両者の違いは微妙ですが、専門家の先生に見ていただいたところ、2枚目の写真には「オオカワラヒワ特徴の三列風きり羽の白班幅がはっきり広く写っています」とご教示いただきました。3月になって、2枚目の写真と同じ場所で、3枚目の写真を撮りました(4枚目は3枚目の拡大)。3枚目の写真ではカワラヒワ群れの中にオオカワラヒワ(切り株の上の奥の方の少し大きい個体)が混じってます。1月に見たオオカワラヒワの個体が、後にカワラヒワの群れと合流した可能性もあります。このオオカワラヒワはカワラヒワと一緒にいると、暖かくなった時に北方へ旅立つことを忘れないのでしょうか。大きなお世話かもしれませんが、少し心配になります。私がもしもこのオオカワラヒワだったら、多分、夏も日本にいると思います。

シメ 冬鳥 太くて丈夫な嘴を持ち、堅い種子をかみ砕いて食べるので、「穀物を粉砕するもの」という意味の学名が付けられた。雌雄ほぼ同色で、全体的にベージュ色。目先が黒く、目つきが悪そうに見える。

この写真ではカワラヒワ(下側に一羽写っています)の群れに交じっていました。

ウソ 冬鳥または漂鳥 頬の赤い斑(写真1枚目の雄のみ、写真2枚目の雌にはない)が目立つ小鳥。夏は国外や亜高山帯で繁殖し、冬は平地に移動する。都市公園でみられることがある。口笛のような声で鳴き(美しい音色です)、口笛の古語を意味するウソという名前になった。

バードウォッチング初心者の私は、この水場で最初にウソのオスを見たとき、ヤマガラだと思って写真を撮らないでいました。すると近くにおられて、帰る支度をされていた常連の方に、ウソが来たと教えていただきました。写真の水場には、オス複数、メス複数で現れることはありましたが、偶然出くわしたオスとメスは追っ払い合い(写真3枚目)をしていました。繁殖期以外は別種と認識するのでしょうか。オスとメスが同時にいるところを写真に撮るのは難しいそうです。夏は亜高山帯で見かけました(夏の野鳥8 その他の科)。

ベニマシコ 冬鳥(北海道や青森県では夏鳥) 冬のヨシ原で出会いたい赤い小鳥で、幸せの赤い鳥の1つともされています。本州以南では冬鳥として飛来し、北海道や青森県では夏鳥。オス(1~4枚目)の冬羽は淡いピンク色で、額や頬の白が目立つ。夏羽では赤がいっそう濃くなる。和名の猿子(ましこ)とは羽色が猿の顔のように赤いことにちなむが、本種はさらに紅までつくほどの赤い鳥という意味である。メス(5、6枚目)は全身が褐色。

ベニマシコは警戒心が強いと言われています。遠くの藪の中で群れていても、なかなか近くには来てくれません。1枚目と2枚目の写真は同じ個体で、偶然近くの枝に停まったところを写しました。10m位の所です。ルリビタキのオスやミヤマホオジロは人に慣れている個体を撮ったのですが、ベニマシコは野生の個体を撮ったので、ピントの合った写真を見た時の喜びは大きかったです。

今冬(2024~2025年)は冬鳥の飛来数がかなり少ないと聞いています。群馬県ではアトリ、マヒワ、ツグミ、キクイタダキなどが少ないようです。北海道の清水町ではベニヒワがほとんど飛来して来ないそうで、好物のナナカマドの赤い実がそのままになっていると聞きました(昨冬は早い時期になくなったとのことです)。地球温暖化で、大陸での鳥の餌になる植物の実が豊作だったのでしょう。年によって出会える鳥種が違ってくるという面もあり、バードウォッチングは奥が深いです。

上記の鳥の説明の前半部分は「野鳥図鑑(日本文芸社)」から引用しています。

関連記事 冬の野鳥5 ツグミ科

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました