冬の野鳥1

バードウォッチング

今回は登山中に見た小鳥ではなく、最近始めた低地でのバードウォッチングで撮影した鳥を載せます。これまでに高山でのライチョウやホシガラスの写真は標準レンズで撮りました(日本百名山登山中の予期せぬ出来事)が、これらの鳥は大きめで、しかも、あまり人を恐れず、比較的近くに寄ってきます。しかし、夏の高山・亜高山にいる小鳥は、望遠レンズがなければ良い写真を撮ることができません。老齢の私は軽装でも上りで体力を消耗しますが、更に、重い望遠レンズを持ち上げる必要があります。実際に高山・亜高山に望遠レンズを持ってきている人は、若い人を含めて、私の記憶では非常に少ないです。ところが、夏季に高山や亜高山にいる鳥のいくつかは、麓の低地で越冬します(漂鳥)。また、夏には木々の葉が茂っていて鳥が見づらいですが、冬には落葉樹が葉を落とし、鳥を見やすい環境にあります。冬の低地のバードウォッチングでは、美しい鳥たちを撮ることができますので、ご紹介します。なお、賛否両論がありますが、自然公園などで餌付けされている場合は鳥に近づくことができますので、良い写真を撮れる確率が上がります。

10月末に、鳥に詳しい友人に群馬県内の自然公園に連れて行ってもらい、たまたまオオアカゲラという珍しい鳥を見ることができました。しかし、その時は残念ながら望遠のカメラを持っていなかったので、オオアカゲラを見たという確たる証拠(エビデンス)がありません。友人は探鳥会の人たちに疑われたとのことです。そこで、鳥の写真を撮るために望遠レンズを購入しました(NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR)。カメラ本体は以前からZ5を保有していました。これまでにZ5とNIKKOR Z 24-70 f/4 Sで山の写真は随分撮りましたが、山は動かないので私のような写真の初心者でもそこそこの写真を撮ることができます。一方、鳥(特に小鳥)は概して激しく動き、警戒心が強く、近づくと逃げます。良質な写真を撮るためには技術および運(目的の鳥が近くにいないと撮れません)が必要で、とても奥が深いです。また、鳥は日本に350種類ほどいると言われていて、場所および季節によってさまざまな鳥と巡り合えます。以下に、今冬(2024~2025年)に群馬県内で観察した鳥の写真を掲載します。私は鳥の写真撮影は初心者ですので出来栄えは良くないですが、ピントが合っているものを何枚か掲載します。バードウォッチングに詳しい方には物足りない内容になっていることをお断りしておきます。

ヤマガラ シジュウカラ科。留鳥(年間を通して同じ場所に生息し、季節による移動をしない鳥。)または漂鳥(暑さ、寒さを避けるため、夏は山地、冬は平地、と言うように繁殖地と越冬地を区別して日本国内を季節移動する鳥。)。体下面がレンガ色の美しいカラ類。雌雄同色で頭が黒い。

人懐っこい鳥で、野鳥センターなどの餌付け場での常連です。次のモズとその次のジョウビタキのオスと外観は似ています。

モズ モズ科。留鳥または漂鳥。かぎ状の嘴を持ち、時にはスズメも狩る猛禽のような小鳥。全国に留鳥として分布するが、北方や山地のものは冬に暖地へ移動する。オス(上の写真)は黒く太い過眼線があり、雌(下の写真)の過眼線は茶色。獲物をとげに刺す「はやにえ」という習性がある。

私は小さいときに、庭の木の枝に干からびたカエルが刺してあるのを見つけて、親からモズのはやにえだと説明を受けていましたが、モズがこんなに美しい鳥だとは知りませんでした。

ジョウビタキ ヒタキ科。冬鳥(その地域では繁殖せず、冬季にのみ現われる鳥。日本では、シベリア方面から渡来するものが多い。)。庭にも訪れる美しい小鳥。10月頃、冬鳥として全国に渡来する。オス(1枚目と2枚目)は頭が灰色で、顔が黒く、胸から腹が橙色。メス(3枚目)は褐色で黒いつぶらな瞳が愛くるしい。雌雄ともに翼に白斑がある。

この鳥のオスは、自宅周辺の住宅地でもよく見かけます。一方メスは(私だけかもしれませんが)林の中でしか見たことがありません。メスは次のルリビタキのメスに似ていますが、尾の色が違います。縄張りを作り、単独で行動するところはルリビタキと同じです。

ルリビタキ ヒタキ科。漂鳥。冬には都市公園でも見られる、人気の青い鳥(特にオスは幸せの青い鳥の1つとされています)。夏は亜高山帯の針葉樹林で繁殖し、冬は平地で越冬する。オス(1~3枚目)は頭から体上面、尾が光沢のある青色。メス(タイプ)は頭から体上面が褐色で、尾が青(4,5枚目)。オスの若鳥はメスに似ていて、青い羽根になるのに数年を要する。

オス若とメスの識別について日本野鳥の会群馬に問い合わせたところ以下の回答を得ました。「ルリビタキの雌と雄若は脇の橙色と上尾筒から尾羽の青色、そのほか小雨覆の青みの有無などで識別できますが、かなり難しい個体もいます。」有難うございました。この識別法により、4,5枚目(別の個体)はオス若だと推定されます。

オスよりもメス(タイプ)の方が数が多いので観察される頻度がかなり高いです。専門家の先生によりますと、鳥は人と同じで、パートナーを選ぶ基準の一つが外観だそうです。ルリビタキのメスは、オスの羽の色の鮮やかさと眉斑(鳥の目の上に、眉のように横に走っている色の違う部分)の立派さを好むようです。外観の他にはさえずりの良さが重視されます。繁殖地である夏の亜高山帯ではオスのルリビタキによるさえずり合戦が繰り広げられています。

縄張りを作り、単独で行動しています。縄張りの中は定期的に見回っているので、一度見かけたら、しばらく待っていればまた訪れるでしょう。ジョウビタキも同様に縄張りを作りますが、ルリビタキとジョウビタキが出くわすとどうなるのでしょうか。ルリビタキは暗いところを好み、ジョウビタキは明るいところを好むと言われていて、自然界では出くわす確率は低いのかもしれません。しかし、餌付けされている所では両方を見かけることがあります。2例だけですが、いずれもジョウビタキの方が強く、ルリビタキ(1例はオスでもう1例はメスタイプ)を追い出しているように見えました。メスタイプの2枚の写真は別の個体ですが、いずれも脇が橙色と尾羽の青色が濃いので、オスだと考えてよいでしょう。メスは夏季に高原で観察しました(夏の野鳥5 ヒタキ科2)。

関連記事 冬の野鳥2 冬の道東で見られた野鳥 夏の野鳥 ヒタキ科2

上記の鳥の説明の前半部分は「野鳥図鑑(日本文芸社)」から引用しています。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました