ネパールトレッキング7-3

ゴレパニ・ガンドルン

2026年4月15日 この日はゴレパニ(2853m)のロッジから早朝にプーンヒル(3198m)に登り、御来光を見た。下山時に野鳥を撮影し、ロッジで朝食を摂り、タダパニ(2721m)まで5時間ほどかけて歩いた。この日が最も長時間トレッキングをした日で、延べの上りは1,000m以上であると推定される。

私は早朝に行動するのは苦手なので、日が昇ってからプーンヒルに行く予定だったが、せっかくここまで来たのだから御来光を拝もうと考え直した。4時40分に暗闇の中、ヘッドライトを付けてロッジを出発した。多数の人がプーンヒルを目指して歩いていて、渋滞していた。50分ほどで山頂に到着。北東の方向にアンナプルナサウス(7219m)とマチャプチャレ(6993m)が見えている(1枚目の写真)。30分ほど待っているとマチャプチャレの東方からネパールの新年2日目の太陽が顔を出した(2枚目、日の出の直前)。ヒマラヤの日の出は神々しい。北西方向にやや離れてそびえてるダウラギリ(8167m)が陽光に照らされて美しい(3枚目)。しかし、より近くにあるアンナプルナサウスとマチャプチャレは日の出とともに靄がかかってきて、見えづらくなった。2018年12月に来たとき(ネパールトレッキング2-3)は昼でもアンナプルナサウスとマチャプチャレがくっきり見えていたのであるが、今回は気温が高いからだろう。2024年の4月末から5月初めにかけてゴーキョに行った際に、モン・ラ以南では山が見えづらかった(ネパールトレッキング5-3)ことも併せると、4月後半になるとヒマラヤの南部は山が見えづらくなるようだ。山頂は数百人の人で混雑していたが、多くがネパール人のようであった。西洋人が少ないのはアメリカとイランの戦争の影響だと思われる。ほとんどの人が携帯で写真を撮っているので、自分の写真を撮ってもらうため、ピントの合わせ方を説明するは苦労するが、昨日会ったネパールの若者に撮ってもらった(4枚目)。山頂ではちょうどネパールの国花であるシャクナゲが新年に合わせるようにピークを迎えていた(6枚目)。

明るくなったので、野鳥の撮影をしながら丘を下った。珍しい野鳥が撮影できるので、もうしばらくここで野鳥撮影するという選択肢もあったのだが、この日はタダパニまでトレッキングする予定。道中はヒマラヤの山中である。日暮れまでに辿り着かないと、ヒマラヤグマ、ユキヒョウ、イエティなど、日本では見たことがないものが出てくるかもしれない。ビビリの私はしぶしぶ撮影を切り上げ、ロッジに戻った。

ウスゴムシクイ プーンヒルの中腹で囀っていた。

ヤマザキヒタキ オス 迷鳥として鹿児島県屋久島、南西諸島、日本海の島などで観察されたという少数の記録がある。

ロクショウヒタキ 昨年はカトマンズで撮影した(ネパールトレッキング6-10)。ガンドルンでも撮影したので、ネパールでは珍しくないようである。日本では希に迷鳥として観察されている。オオルリと同様に構造色をしている。

ヒマラヤマミジロマシコのメス 最初はスズメだと思った。近くに赤い鳥がいた。同種のオスである可能性があるが、残念ながらピントが合わなかった。

ロッジに聞いたところ、ゴレパニから北側は自動車道が開通していないとのこと。ロッジで朝食(1枚目の写真)を摂り、10時に出発。ゴレパニ(2853m)と本日の目的地のタダパニ(2721m)の標高はあまり変わらないが、途中に峠と谷がある。ゴレパニを出るとすぐにだらだらの上りが始まり、1時間強で峠に着いた。後はずっと下り基調である。デオラリ、バンタンティを通り、タダパニの直前で標高差200mくらいの急坂を下って、同じくらいの標高差の急坂を上り返す。この急坂の上り下りはダラウンティ・コーラという川を渡るためである。道中の至るところでシャクナゲが咲いていた(2枚目)。また、暖かくなって高地でも草が生えてきたので、ヤクを高地へ移動させていた(3枚目、ヤクの子供)。ゴレパニからタダパニまでの標準時間は4時間であるが、5時間ほどかかってしまった(休憩時間を入れて6時間ほどかかった)。最後の急登で会った、タイ人のカップルが雇っているガイドが親切な方で、急坂の上り方を助言してくれた。彼はタダパニのハイレベルはロッジ(ホテル パノラマポイント、4枚目)を紹介してくれた。彼の紹介により他のタダパニのロッジと同じ料金(一泊800ルピー)になったとのこと。トイレとシャワー(別料金で200ルピー)は共同であるが、ほぼ新築のようで、部屋は広く、とても快適であった。パノラマポイントだけあって、ホテルからはアンナプルナサウスとマチャプチャレが、プーンヒルからよりも間近に見える。ただし、この時期は日の出以降にだんだん霞んでくる。タイ人のカップルはこの後アンナプルナベースキャンプ(ABC)に行くという。このコース(ゴレパニ → タダパニ)のトレッカーの多くは、タダパニから左の道を進み、チョムロンを経てABCに行くようである。なお、トレッキング中は時間がなかったので、野鳥撮影はほとんどできなかった。トレッキングと野鳥撮影の両立は難しく、野鳥撮影の日や時間帯を別枠で設けないといけない。明日はここタダパニに連泊して野鳥撮影に専念する。

ゴレパニのフィッシュテイルロッジのサンドイッチ 600ルピー 今回のトレッキングでは、ロッジの朝食メニューの中でサンドイッチが美味であることを見出した。フライドポテトが付いている。ゴレパニまで自動車が通ったので、今後、食事の値段が下がるかもしれないと思っている。

デオラリのロッジ

子供のヤク

ホテル パノラマポイント(タダパニ)

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