達成後の日本百名山

百名山登山記

私は2022年8月の大雪山旭岳で日本百名山の全登頂を達成しました。主に単独で登山をしていて、日本百名山を達成した知り合いはいません。達成した人はその後も引き続き日本百名山に登っているのでしょうか。達成を機にきっぱりと止める人もおられるかと思いますが、私は日本百名山の登山を続けています。再度登りたい百名山ともう登りたくない百名山で述べている「再度登りたい百名山」には、遠方であったり、天候が悪かったり、風邪をひいたりで、タイミングが合わずになかなか登れていません。登っているのは居住地の高崎市に近い山や遠方での仕事のついでに足を延ばしているケースで、運動不足解消のために登っている場合もありますが、他の理由もあります。ここでは、その「他の理由」について記します。

苗場山(2022年8月29日) 百名山達成のわずか3日後に訪れました。この山は2009年6月に初めて登りましたが、その時は天気が悪く、山頂付近の池塘は見ることができませんでした。池塘は苗場山の最大の特徴だと思います。今回は池塘を見るために登りました。頂上に着いた時にはガスが出ていましたが、悪運が強かったのか、しばらくすると霧が晴れました。4回目のチャレンジで池塘を見た苗場山

阿寒岳(2022年10月6日) 雄阿寒岳に登りたかったからです。2015年7月に雌阿寒岳、羅臼岳、斜里岳を連続して登りましたが、その時は日程が足りずに雄阿寒岳を登ることができなかったのです。深田久弥は火山活動のため、雌阿寒岳には登ることができず、雄阿寒岳を登っています。今回雄阿寒岳に登ってみて、日本百名山の阿寒岳には雌阿寒岳だけでなく、雄阿寒岳も含まれていると感じました。写真は雄阿寒岳の中腹から見た阿寒湖 阿寒岳は雌雄の阿寒岳と阿寒富士の3山セット

剣山(2023年4月24日) 山頂での写真のファイルを失くしたので、日本百名山達成の証拠がありませんでした。山頂での写真を撮るために登り直しました。今回は寒かったので、往復ともロープウェイを使いました。 日本百名山登頂達成の証明について

谷川岳(2023年7月6日) 谷川岳はこれまでに3回登っていましたが、いずれも天神平からのピストンでした。谷川岳を越えた向こう側には、一ノ倉岳と茂倉岳があり、行ってみたいと思っていました。今回、天神平から土樽駅まで縦走しましたが、若輩者がゆえに大変な目に遭ってしまいました。写真は茂倉岳から見る谷川岳の双耳峰(右)と一ノ倉岳(左)。 魔の山、谷川岳の縦走

日光白根山(2023年8月22日) 過去に3回登っていましたが、いずれも登りは菅沼新道を利用しました。今回はロープウェイを使って、お花畑経由で登りました。このルートが最も楽に登れると思います。ロープウェイ代はかかりますが、駐車場は無料です。菅沼では駐車場代(2022年は1,000円でした)がかかります。

朝日連峰(2023年10月4日) 紅葉がすばらしいというNHKの番組があったので10月初旬に行ってみました。紅葉はこれまでに見たどの紅葉よりも素晴らしかったです。 朝日連峰稜線の錦の絨毯

大山(2023年10月28日) 過去に登った時は天気が悪かったので、山頂からの眺望を期待して再度訪れました。しかし、日頃の行いが悪いせいか、また天気が悪かったです。

浅間山(黒斑山)(2023年11月23日) 浅間山に雪がうっすら積もった情景を外輪山の黒斑山から見るとガトーショコラに似ているという投稿をネットで見て、行くことにしました。誰が名付けたのか、まさにガトーショコラがぴったりでした。浅間山の登山道(写真の左側)には人が全くいませんでしたので、違和感を感じましたが、火山活動のため入山が規制されていることに気づきました。過去(2010年5月)に前掛山(写真の右のピーク)に登っておいて良かったと思いました。 外輪山から見る積雪期の浅間山

乗鞍岳(2024年10月11日) ずいぶん前(1981年9月)に一度登り、山頂より北アルプスの穂高岳や槍ヶ岳が間近に見えたことが印象に残っていました。またこの景色を見たくなったのですが、今回は残念ながら北アルプスは雲に隠れていました。1981年の時には頂上近くの山荘で知り合った人といっしょに登ったのですが、その人が頂上の神社で鈴を買うと意気込んでいました。しかし、早朝だったので神社は開いていませんでした。今回は買うことができました。また、最近の傾向でしょうか、外国人の方が多かったです。この写真は台湾の方に撮ってもらいました。 比較的登りやすい日本百名山(乗鞍岳など)

巻機山(2024年11月1日) この時は越後駒ケ岳に登ってから中ノ岳をピストンしようと企てたのですが、駒ノ小屋は少し前に冬季閉鎖になっていたことをすれ違った登山者から聞き、途中で撤退しました。そのまま帰るにはもったいのない(関西人の考え方かもしれません)ので、翌日に近くの巻機山を登りました。最初に巻機山を登ったのは2009年6月末の梅雨の合間の晴れの日で、とても蒸し暑かったです。今回は紅葉のピークで、空気が澄んでいて、山頂付近から遠くの富士山が見えました(富士山は登るより遠くから見るのがよい)。

雲取山(2024年11月24-25日) 以前に登った(2008年1月)のは三峰神社からの日帰りピストンで、山頂では残念ながら天気が悪かったです。山頂から富士山を見てみたいのと、南側の登山道を歩いてみたかったので、今回は三峰神社から入り、雲取小屋で一泊し、鴨沢に抜ける縦走ルートを選びました。三峰神社から入ったのは、鴨沢からと比べて上りの標高差が少ないと思ったからでした。しかし、三峰神社から雲取山荘までは意外とアップダウン多かったです。延べの標高差は約1,400mで、鴨沢側から登るのとそれほど変わらないようです。両方から雲取山山頂をピストン登山した方からの情報では三峰神社側からの方がずっときつかったそうです。雲取山の山頂は天気に恵まれ、富士山がくっきりと見えました。山頂からの景色がこんなにすばらしいとは予想しておらず、以前に登った時とは別の山に来たようでした。この山に限らず、一回目の登山で山頂からの眺望が芳しくなかったところがありましたら、再登頂することをお奨めします。私にも数例あります(大山、甲武信ケ岳など)。 富士山は登るより遠くから見るのがよい 日本百名山の頂上に関する情報

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